温泉付き住宅地として知られるフィオーレ喜連川を舞台に行われるレース・温泉ライダーin喜連川温泉。3.1kmの公道コースの周回数を競うエンデューロとなる本レース、コースを知ってどう攻略するかが、よりよい結果を得るためのカギとなる。そこで、短いながらも起伏に富んだコースのポイントを紹介しよう。
フィオーレ喜連川管理組合のある建物前の広いスペースがメイン会場となり、ここがスタート&ゴールならびに周回のカウント場所となる。まずはこの会場を背にして右方向に進んでいくが、ここは左に大きくカーブしながらの下り。かなりのスピードでの走行が可能で、道幅もあるのでライバルたちを抜くのにも適したエリアとなる。ただし、下りきった先で大きく曲がるため、スピードの出し過ぎは危険なのでご注意を(スタート/ゴール~②)。
下りが終わるとしばらく平坦な直線に近いコースを進んだあと、Y字路を左に向かうところから上りとなる。勾配はそこそこあるものの、距離はそれほど長くはないので、どのようなギヤ選択で上りに挑むのかが、コース攻略のポイントのひとつだ(②から約150mほど)。
坂をほぼ上ったところで左に曲がると、道幅が狭くなって住宅が多く立ち並ぶ道を進む。このように住宅を間近に見ながら走るのは、このコースならでは。抜きづらい道幅だが、起伏は緩やかなので、なるべくベストのペースで駆け抜けよう(約900m地点から③まで)。この住宅地コースの突当りを右に曲がると、また道幅が広くなる。ここは下り勾配なので、スピードを上げて走ろう。
広い道を200mほど走ると、左に曲がってまた道幅の狭いコースへと入っていく。ここからはしばらく上りが続くので、最適なギヤを選び、スタミナを維持しながら進んでいくことを心がけたい。左にカーブしながら上ってしばらくすると、上りの頂上に到着(③~④)。そこから下りつつ、また道幅の広いコースへと出る。
広い道はしばらく平坦に進んだ後、少し上る(④~⑤)。この上りを越えれば、スタート地点に戻るまでの道はほぼ下り。特に上りの終わった地点から丁字路までは下りのストレートコース。スピードに乗った走りをすればかなり爽快だ。丁字路を左に曲がって少し行けば、メイン会場前となり、コース一周が終了(⑤~スタート/ゴール)。周回を重ねていけば、ペースもつかめていくはず。ぜひベストの走りでレースを楽しんでほしい。
もし時間があれば、レース前に一度現地を訪れて、試走するのもおすすめだ。なお、当日は交通規制を行い、コースはレース占有となるが、通常は車や歩行者も利用する公道。試走時は交通の妨げとならないよう、走行に気を配ってほしい。
イベント名にもなっている喜連川温泉は、1981年に湧出した硫黄・塩分・鉄分を多く含む弱アルカリ泉。泉質や効能から、佐賀県・嬉野温泉と島根県・斐乃上温泉とともに「日本三大美肌の湯」に選ばれている。ここに来たら、やっぱり温泉を楽しみたいところ。レース当日、メイン会場には足湯が用意されるので、チームのために走ったあと、次の出番に向けて足湯でリフレッシュするのもOKだ。
レースや試走での疲れを癒すため、帰りに温泉へ寄りたいと思う人も多いはず。そこで、おすすめの温泉施設を紹介しよう。
メイン会場から車で6分ほどのところにある「道の駅 きつれがわ」。喜連川温泉で最も新しい温泉施設で、内湯や露天風呂、サウナがある温泉と、水着着用で歩行浴やマッサージバスなどが楽しめるクアハウスが一体となり、さまざまな形で温泉を楽しむことができる場所。敷地内には無料で楽しめる足湯もある。ここは、バイクラックも用意されていて、気軽に寄って楽しもう。
住所 | 栃木県さくら市喜連川4145-10 |
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電話 | 028-686-8180 |
営業時間 | [温泉]10:00~23:00 [クアハウス]10:00~20:00 [足湯]10:30~16:00(4月~9月)、10:30~15:30(10月~3月) |
定休日 | 第4月曜日、[足湯]毎週月曜日 ※なお、9月下旬頃に施設整備のため何日間か連続での休みあり |
料金 | [入浴のみ]中学生以上 500円、小学生 300円、乳幼児 無料 |
メイン会場から車で10分ほどの距離にある市営の「もとゆ温泉」もおすすめのひとつ。ここは喜連川温泉で最初に湧出した場所で、施設としても最も古い。温泉は内湯と露天風呂あり、休憩場所も用意されている。温泉と畳が敷かれた大きな部屋で、十分に疲れを取ってから帰路に就きたい人にはぴったりだ。
住所 | 栃木県さくら市喜連川6620-1 |
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電話 | 028-686-3284 |
営業時間 | 7:00~21:00 |
定休日 | 第1月曜日 |
料金 | [入浴のみ]中学生以上 300円、小学生 150円、乳幼児 無料 [入浴+休憩(1時間以上)]中学生以上 600円、小学生 300円、乳幼児 無料 |
メイン会場から車で5分程度の場所にある「市営露天風呂」に寄るものいいだろう。ここはきれいな露天風呂が魅力。洗い場や休憩室などはないが、シンプルに温泉を楽しむならば最適の施設といえるかも。
住所 | 栃木県さくら市喜連川871-1 |
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電話 | 028-686-5047 |
営業時間 | 8:00~21:00(3月~11月)、9:00~21:00(12月~2月) |
定休日 | 第2月曜日 |
料金 | [入浴のみ]中学生以上 300円、小学生 150円、乳幼児 無料 |
私営の施設となるが、「早乙女温泉」も魅力的な温泉のひとつ。硫黄の香りがする温泉は、源泉の成分はかなり濃く、加水しているとのこと。その温泉成分が空気に触れることで、朝はエメラルドグリーンの湯が、夜には乳白色に変化するのも特徴。加水していても効能は感じるのには十分で、ここに寄って帰るという選択肢も魅力的だ。
住所 | 栃木県さくら市早乙女2114 |
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電話 | 028-686-4126 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | 毎週木曜日 |
サービス | [入浴+休憩]中学生以上 1050円、小学生 500円、乳幼児 無料 [入浴+休憩(午後6時以降)]中学生以上 650円、小学生 250円、乳幼児 無料 |
URL | http://www.soutome-on.com/ |
温泉施設ではないが、レースや試走での疲労をマッサージで解消するのもいいだろう。メイン会場のすぐそばにあるフィオーレガーデン壱番館で開業している「リラクゼーション ここち家」は、落ち着いた雰囲気の店内で各種マッサージを受けることができる。電気治療器もあり、要望に合わせた施術をしてくれるのが特徴。オーナーの稲垣修さんはスポーツ整体系の筋肉疲労の改善を得意としているので、参加選手にはぴったり。もみほぐしを30分から受けられる。レース当日も営業しているので、ご希望の方はぜひご予約を。
住所 | 栃木県さくら市フィオーレ喜連川5-2-1フィオーレガーデン壱番館101 |
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電話 | 028-678-531 |
営業時間 | 13:00~21:00(月~金)、10:00~21:00(土・日・祝日) |
定休日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) |
URL | http://cocochi-ya.club/ |
レース当日はメイン会場に飲食ブースが設けられ、栃木のご当地グルメを味わうことができるが、さらに喜連川の美味しいものを堪能するなら、周辺のお店を訪れてみよう。
地元の食材をふんだんに使ったメニューを楽しむなら「カフェレストラン蔵ヶ崎」がおすすめ。大正時代に警察署として使用されていた趣ある建物のレストランで食べられるのは、喜連川温泉を利用して育てた温泉茄子の素揚げや、近所の老舗豆腐店・南部屋の寄せ豆腐など、ご当地の味が満載の喜連川 とろろ定食が看板メニュー。また、喜連川産のブランド肉・あさの豚を使ったメニューも複数あり、旨みがギュッと詰まった手ごねハンバーグがメインのお丸山ハンバーグ定食は人気がある。ご飯も喜連川産コシヒカリの荒川米を使用するなど、地元にこだわった料理がいただける。
住所 | 栃木県さくら市喜連川4366-4街の駅本陣1F |
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電話 | 028-686-2102 |
営業時間 | 10:00~15:00、17:00~22:00(月曜日は昼のみ) |
定休日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) |
URL | http://kuragasaki.web.fc2.com/ |
自家栽培のブルーベリーなど、フルーツの素材の味が活きたジャムの製造・販売をしている「アトリエ・ジュリアローズ」も、人気のあるお店。自宅を改装したアットホームな雰囲気の店舗では、季節のフルーツを使ったジャムを購入できるほか、カフェもありジャムを使ったスイーツなどを味わえる。日替わりのランチプレートもあり、食事やティータイム、お土産など、さまざまな目的で寄りたいお店。人気のローズシロップソーダは味も香りも楽しめ、きれいな庭を眺めながら味わうのもいい。
住所 | 栃木県さくら市喜連川4742-2 |
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電話 | 028-686-0630 |
営業時間 | [カフェ]13:00~18:00 [ジャム販売]13:00~18:00(木・金)、11:00~18:00(土・日) |
定休日 | 月曜日、火曜日、水曜日 |
URL | http://www.atelier-juliarose.jp/ |
喜連川で5代にわたって営業している老舗の和菓子店「紙屋菓子店」。現在は、3代目、4代目、5代目の三世代が工房に立って美味しい和菓子を提供している。創業当時から同じ製法で作っている焼き菓子・樺山錦(ミルク、抹茶、ココアの3種類あり)や、2代目が考案した看板商品・三色まんじゅう(こしあん、つぶあん、うぐいすあんの3種類、生地は2色あり)が人気。5代目が作る生菓子は繊細な作りと、リーズナブルな価格で地元の方々に支持されているとのこと。お土産なら、ぜひここに寄ることをおすすめする。
住所 | 栃木県さくら市喜連川4379 |
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電話 | 028-686-2008 |
営業時間 | 8:00~18:30 |
定休日 | 第4月曜日 ※その他、不定休あり |
温泉施設のある「道の駅 きつれがわ」も、地元の野菜などを販売している直売所やお土産店、ジェラート店などがあり、お土産や軽食を楽しめる。温泉とともにお土産購入にも道の駅を利用しよう。
喜連川のあるのは栃木県さくら市。市名にもなった桜の並木が喜連川温泉の入口にあり、春には道路の両側を桜色に染める。そんな景色を思い浮かべながら、早乙女の桜並木を通ってみても楽しいだろう。もちろん、桜の季節に自転車で回ってみても楽しい。
また、江戸時代は奥州街道の宿場町として栄えていた喜連川。そんな歴史を感じさせる史跡が複数、さくら市にはある。早乙女古戦場や往時を感じさせる奥州街道古道などによって、レースの帰りに歴史に触れてみてもいいだろう。
2015年11月15日(日)に開催の温泉ライダーin喜連川温泉。
レース参戦に合わせて、ぜひさまざまな形で喜連川温泉を楽しんでほしい。
開催日 | 2015年11月15日(日) |
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会場 | フィオーレ喜連川 |
競技内容 | エンデューロ 5時間の部/2時間の部 |
エントリー 受付締切 |
10月15日(木) |